副鼻腔炎の治療
副鼻腔炎と診断された場合の対処の方法は、4通りあります。特に治療は行わず経過観察とする、鼻汁の吸引や鼻洗い、ネブライザーなどの処置を行う、抗生物質や抗アレルギー剤、漢方薬、点鼻液などの薬を使って症状の改善を目指す、ポリープや炎症によって腫れてしまった粘膜を内視鏡で観察しながら切除する手術療法を行う、です。これらの治療の選択は、病状の強さを考慮して行います。鼻漏、鼻閉などの症状がほとんどない場合は、経過観察で良いと思われます。一方、薬物療法や処置を行っても症状の改善が見られない場合は、手術を選択する必要があります。 (令和4年8月29日)