いのうえ耳鼻咽喉科

福岡県大野城市

ブログ耳鼻咽喉科の話

咳と副鼻腔炎

副鼻腔炎や鼻炎は、咳の原因になると考えられています。鼻づまりによる口呼吸や鼻漏がのどに流れる後鼻漏が咳を引き起こすのではないかと考えられているのです。しかし、副鼻腔炎であっても必ずしも咳がひどく出るとは限りません。副鼻腔炎による咳である、と診断するのには注意が必要です。鼻の診察は難しく後鼻漏を確実に診断することが困難なケースもあります。内視鏡やCTが有用ですが、問診によって判断せざるを得ないこともあります。乳幼児においては、鼻漏や鼻閉が認められれば、それを改善するように処置と投薬をまず行ってみる必要があります。   (令和2年11月24日)

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