副鼻腔炎と頭痛
頭痛の原因の一つに副鼻腔炎があげられることは多いと思います。膿が混じったような鼻汁が出ていたり鼻が詰まったりしている場合は、比較的容易に診断がつきます。しかし、鼻汁もなく鼻詰まりもない場合には診断が困難になります。一般的な診察やレントゲン検査では発見されないこともあります。つまり、CTやMRIを行なわなければ診断がつかない副鼻腔炎があるということです。その場合でも痛みの部位と副鼻腔炎の部位が一致しないケースでは頭痛の原因が本当に副鼻腔炎なのか、確定診断をすることは困難になります。治療経過で診断されることもあります。 (令和2年10月12日)