副鼻腔炎
風邪をきっかけに副鼻腔炎を起こすことがあります。副鼻腔は鼻腔と細い穴でつながっている顔面の骨の中にある空洞で鼻の粘膜が入り込んでいます。風邪によって引き起こされた鼻の粘膜の炎症が副鼻腔の中まで広がると副鼻腔炎となります。黄色や緑色の鼻汁が出て頬やおでこが痛くなります。奥歯に痛みを感じることもあります。嗅覚が低下してにおいや味を感じなくなることもあります。抗生物質の投与や鼻処置、ネブライザーなどで治療します。1,2週間の経過で症状は軽快していくことが多いと思いますが、後鼻漏と痰、咳が長引く場合もあります。 (令和元年12月9日)