風邪薬について
市販されている風邪薬には、痛みや発熱を軽くするための消炎鎮痛剤、鼻水を止めるための抗ヒスタミン剤、咳や痰に対する鎮咳剤や去痰剤などが種々の割合で含まれている総合感冒薬と漢方薬があります。風邪症状には鼻水や咳、痰、発熱などがあるので総合感冒薬はそれぞれの症状に対して効果を持っていると考えられます。風邪で受診される方から風邪薬を下さい、と言われることが度々あります。風邪薬は起きている症状を和らげる薬です。そういう意味では、総合感冒薬は便利な薬です。しかし、今の症状に不要な成分も含まれている可能性があります。 (令和元年11月11日)