学校検診
学校検診が始まりました。耳垢や鼻炎と診断されるケースが多くみられます。耳垢は、存在自体は病気ではありません。耳の穴に耳垢があるのは当たり前のことです。しかし、耳垢が大量にたまってしまい聞こえに影響が出るようになると良くありません。また、検診においては耳垢が邪魔をして鼓膜の診察ができないことは、他の耳疾患の見落としにつながることになるので問題です。このような場合には、耳垢を取ったほうが良いと考えられるので耳垢と診断されます。鼻炎は、鼻の粘膜の色や鼻汁の状態で判断されます。副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎との鑑別も必要です。 (令和元年6月3日)