薬の副作用
薬の副作用には2種類あります。ひとつは、薬の成分に対して予期せぬ反応が起こる場合です。たとえば、薬を飲んで体中に発疹が出たり、急にショック状態になったりする場合です。薬を使用する前に発生を予測することが困難な副作用です。もう一つは、薬そのものの作用機序から副作用の発生を予測することが可能な場合です。花粉症で使われる抗ヒスタミン剤による眠気や鼻づまりを軽減させるために用いられる血管収縮剤による動悸などです。本来、その薬が持っている効力が目的とされている症状を抑えると同時に、他の部位にも作用したと考えられます。 (平成31年4月8日)