扁桃の手術
口蓋扁桃摘出術、いわゆる扁桃腺を取る手術はどのようなケースで行われるのでしょうか。3通りの場合が考えられます。一つは、扁桃が大きいため呼吸に影響がある場合です。いびきが大きく睡眠中に呼吸が停止してしまう、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれる状態です。次に、扁桃炎を繰り返す場合です。年間5,6回以上も発熱やのどの痛みに悩まされたり、回数は少なくても扁桃炎が重症化しやすいケースです。最後に、扁桃そのものの症状は軽度にもかかわらず、扁桃以外の臓器、たとえば皮膚や腎臓に病気を引き起こす原因となっている慢性扁桃炎の場合です。 (平成30年9月3日)