嫌な臭い
黄色や緑色の膿が混じった鼻汁が出るようになると嫌なにおいを感じる場合があります。一方で鼻汁も出ない、鼻も詰まらないというような状況で嫌なにおいを感じることがあります。においを感じる細胞は鼻腔の天井部分にある嗅上皮と呼ばれる部分にあります。においの元になる物質は、嗅上皮にある嗅細胞を刺激することで嗅覚を発生させます。つまり、臭いの元となる物質が無くても何らかの原因で嗅細胞が興奮するとにおいを自覚することになります。鼻汁や鼻閉を感じない程度であっても嗅上皮粘膜の炎症があれば嗅覚の異常が生じることがあります。 (平成30年7月9日)