鼻の検診
耳鼻科検診では、耳、鼻、のどの診察を行います。その中で最も診断が難しいのは鼻だと思います。鼻炎、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが鼻の診断名になりますが、これらを短時間の診察で鑑別することはかなり困難なことです。鼻の粘膜の状態や鼻汁の性状は容易に変化します。普段は鼻汁が多いのに検診の日には少ないこともあります。逆に、普段はほとんど症状が無いのに検診の日に調子が良くないこともあります。鼻の病気の診断を受けた場合には、鼻の病気があるかもしれないな、くらいに考えて下さい。自覚症状がない場合にはなおさらです。 (平成30年5月7日)