中耳炎
鼻水が長引いている子供さん達を診察していると中耳炎を発見する場合があります。保護者の方に中耳炎を起こしているようです、と説明すると「耳が痛くないのに中耳炎ですか?」と質問されることがあります。中耳炎の診断は、主に鼓膜の状態を観察することで行われます。鼓膜の色や形、鼓膜の奥の中耳に液がたまっていないか、などで炎症の有無を判断します。炎症所見があれば中耳炎と診断しますが、炎症の原因や程度は様々です。炎症の強さによって、痛みが強かったり痛みがなかったりします。幼い子供たちの場合は訴えがはっきりしないこともあります。 (平成30年3月19日)